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映画評「JUNO(ジュノ)」~業界評価をうのみにすると・・・

・評価:65点
(エレン・ペイジのファンだとプラス5点くらい)

当初は7館のみの公開だったが、2008年1月現在では2400館を越え、興行収入も1億ドルを突破。配給会社であるフォックス・サーチライト・ピクチャーズの歴代1位の興行収入となり、さらにはアメリカの各種映画賞を受賞した話題作である今作。

まあ、何だかんだと言いながらもこういった宣伝文句や受賞に惹かれ期待して今作を観にいったのだが・・・。期待はずれ、とまでは言わないが、業界評価を鵜呑みにしてはいけないとの教訓を認識させられる作品であったと思う。





<あらすじ>

高校1年生、16歳の秋。ジュノ(エレン・ペイジ)は、かつてのバンド仲間である同級生ポーリーと興味本位でたった1回したセックスで彼の子供を妊娠してしまう・・・。16歳の自分に当然子供を産んで育てることなど出来ようはずもなく、ちょいと怪しげな病院で中絶することにしたのだが・・・。

しかし、その病院の目の前で不気味な雰囲気で「中絶反対」を訴える同級生に気おされたジュノは一点考えを改め、産まれてきた子を引き取って育ててくれる里親を探すことにした。そこで見つけたのは、如何にも理想的セレブと思しき典型的子供なし白人富裕夫婦であるヴァネッサとマークだ。早速この夫婦に父親と一緒に会いに行くことにしたのだが、この出会いが・・・。


<感想など>

中高生の妊娠を主題とした作品というと、どうしても日本では「まなざしの暴力」に象徴される社会・世間からの好奇の目や厳しい批判、近所同級生からのいじめとの対峙や、遊びたい盛り・生意気盛りの子供が「子供」を孕むことによる身体的・精神的不自由さ、それらを通しての「子供を産むこと・子育ての大変さ」「家族の大切さ」「命の大切さ」をやたらと悲壮さたっぷりに、感動的に訴えかける、ともすれば重くてうっとおしい作風となりがちだ。

しかし、アメリカの文化的特性なのか、それともティーンズの妊娠・中絶などさして珍しくもないからなのか定かではないが、生徒や近所の大人からの白眼視もない、悪阻や遊びに行けないなども苦労もないなど、今作では日本の同種作品においてたっぷり描かれるであろう上記ことがほとんど存在せず、実に明るくあっけらかんである。妊娠をきっかけにしての当人の成長を描いてはいるが、妊娠そのものによるそれよりも、どちらかと言うと、如何にもアメリカ的な自嘲的・自虐的且つ軽快なセリフ回しで表現された「妊娠を契機に広がる・変わることとなった人間関係」によるそれや里親の心境描写がメインとなっていることは、産まれた子供の扱いや今作のラストが明確に示していよう。が、実はここに落とし穴が・・・。


率直に言って、露骨な文化差もあり、今作でジュノがひたすらしゃべり倒している会話の殆どは、米語とアメリカ文化に精通していないと楽しめないものであるからだ。いわゆるアメリカンギャグには、日本人でも凄く分かりやすいものと、何が面白いのかさっぱり分からないものと2種類あると思うが、今作は明確に後者である。まさか、今作に冒頭で書いたお涙頂戴の作風を求めている人は居ないだろうが、そうでなくても独特な言い回しが肝となっているからして鑑賞者に求められるもののレベルは高い。役者の演技やハンバーガー型電話(これ欲しい!!)や継母が大切にしている壺などなど、小道具を効果的に使った演出は冴えているし、レトロな雰囲気漂う絵作りにセンスの良さや面白さはあるが、結果として個人的にそれほど楽しめなかった。自分がそうだからと言って皆が皆そうだとは限らないだろうが、業界評価などに踊らされて安易に観に行くのは危険であると思う。


さて、今作で主役を演じ日本でも一気に注目されるようになったエレン・ペイジ。個人的にはTVシリーズ「リ・ジェネシス」において、クローン人間として生まれてきた幼馴染との淡い恋と別れとに悩む、主人公の娘リリス・サンドストーム役での好演技と存在感がとても印象に残ったのであるが、今作を契機に一気にブレイクすることは間違いないだろう。
(「ハード・キャンディー」でも話題になったけど・・・。)

今時の日本人の女の子と比べても取り立ててスタイルが良いとは言えず、ルックスも美人と言えないが、なかなかに個性的で人を引き付ける魅力に富んでいる。日本で言えば蒼井優や宮崎あおい、谷村美月といった女優とタイプが近いのではないだろうか。ここずっと海外女優でルックス・スタイル面以外に「おっ!!」と思えるものがいなかっただけに、安易な方向に流れていくことなく良質な作品に出演していただきたい。
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2008/06/18 01:54|映画評トラックバック:0コメント:0

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