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CDレビュー~素晴らしき才能、だけど・・・

●FiGER 「カケリズム」 評価:A+

ジャンル:オルタナティブロック ハードロック へヴィーロック エモーショナルロック ラウドロック プログレ

カケリズム
(2008/03/07)

1.Ash  
2.沈黙
                      
3.Chord  
4.Get In My Mind  
5.手紙


視聴は→http://sound.jp/figer_ows/figer.html

1・1stにあった和のエッセンスや情緒を感じさせる曲が欲しかったか・・・
2・凄すぎる1・2曲目に比べると残り3曲がやや地味か・・・

今回は京都を中心に活動しているバンド、FiGERの2ndミニアルバムを取り上げます。残念ながらこのFiGERは8月19日のライブを以って無期限の活動休止となってしまいましたが、早急の復帰を願いつつこのレビューを上梓したいと思います。




時々、何かにとりつかれたかのように猛烈に音楽に対して飢餓感を感じる時がある。こと自分が好きなガールズバンド、へヴィーミュージック、メロディアスハード・メタル系統の音楽に関してはなおさらである。しかし、上記音楽らに関し低迷どころか絶望的な様相を見せる貧弱なメジャー音楽は私の飢餓感を全く埋めてはくれない・・・。必然的に自分の気持は何故か上記ジャンルをやる良質なアーティストが数多く存在するインディーズシーンへと傾いていった。もう、大手には頼らず、自分の耳と目と足とで探すと・・・。

しかし、今のインディーズシーンを支えていると言って良い、テクノロジーとネットワークの発達は、音楽を作り発表することを容易にした一方、実力なき者が溢れることになり、メジャー音楽の低迷と合わせより良き音楽との出合いの難しさを増大させる問題を生み出してしまった・・・。

ここ数年機会があれば積極的にライブハウスに足を運び、無名のアーティストたちのパフォーマンスを観るようにしている。だが、やっている当人たちには失礼で偉そうな物言いになるが、その殆どが「やはりインディーズ」「趣味だね」と思わざるを得ないレベルでしかない。だがとてつもない量の砂利の中に時折混入している「金」の如く、中にはインディーズに居ることが全く理解できない素晴らしいアーティスト・バンドが確かに存在する。今回取り上げるFiGERもその一つであると個人的に確信している。新世紀のロック、へヴィーミュージックシーンを担ってほしいと思える素晴らしい人材だ。


さて、そのFiGERの2ndミニアルバムであるが、若さならではの勢いとそれにそぐわない多様性や懐の深さを見せていた1stとは作風がだいぶ変わっている。とは言え、今作においても1・2曲目のようなこのバンドならではの魅力である現代的なへヴィーさや煽情性、退廃感、そして凝った展開を見せる曲を軸にしつつ、フュージョン的な3曲目に絢香が歌ってもおかしくないソウルフルなアコースティックバラード曲である5曲目など、音楽性を特定できない幅広さと個性とを有す彼らならではの魅力には何ら変更はない。

京都のバンドらしい和の雅な雰囲気が大幅に薄れ、また前衛的な要素も薄くなっている。どちらかと言うと60・70年代の洋ロックに近い、シンプルではあるがよりメンバー個々の本質的な魅力が問われる普遍的で成熟した音楽へと変化したように思える。それでいて確固たる個性と質~懐かしさのみならず新しさも感じさせる新時代の音楽性~を提示できているのは、ひとえにメンバー個々の力量と個性の高さ~

やや癖があるが、門田の時に退廃感や攻撃性に満ち時に繊細に悲哀を巧みに演出するエモーショナルな歌唱に、何気ない日常生活や人間心理の変化を巧みに表現した詞。ソロプレイでもリズムプレイでも当たり前のことを非常に高次元にこなせ且つ、ジャズ・プログレ・メタル・エモ・ロック等々様々な音楽性を遜色なく弾きこなせ、渾然一体とさせる柔軟性にそれを可能とする技術を有す石川のギター・・・。

そして、全く聴き手の意識を固定させることのない多種多様な音楽を作ることのできるメンバーの作編曲能力~特に作曲を担う門田の作曲能力

にあろう。いったいこの多様性と魅力に溢れる音楽性はどこから来るのだろうか。先日観た彼らのライブを含め、その底知れぬ音楽性に改めて可能性と魅力とを感じた次第。

上記にも少し書いたが、アコースティックの旋律と複雑な展開を見せる1曲目や、耽美さと激情に溢れる2曲目は、それらを象徴する圧倒的な楽曲だ。この2曲を聴くためだけでも今作を購入して良いと断言したい。

とは言え、こうやってレビューを書きながらも、未だに彼らの音楽を全く理解できていない。良い音楽を良いと感じるのに理屈は不要。そういうことだ。


あえて難を言うとすれば、圧倒的に凄すぎる1・2曲目に対しそれ以降の曲がやや地味であったことと、1stにあった和のエッセンスや情緒に溢れるスケールの大きい楽曲が今作では2曲目以外見受けられなかったことか。1stの「行く末は雲も霞み渡たれどー天も雲ゆることなき」「月」「ゆき」といった楽曲が非常に好きであったので、こういった曲が1曲終盤に入っていれば個人的に尚良かったように思う。

しかし、そのことを差し引いても、インディーズにこんなに素晴らしいバンドがいたのか!!ということを認識するに十分すぎる力作である。「良い音楽・アーティストとは出会うべくして出会う」という個人的音楽哲学をまたしても実証してくれた。偶然彼らに引き合わせてくれた縁に感謝したい。

8月19日のライブを最後に無期限に活動休止となってしまったのが残念でならない。メンバーと話をした際、早くの活動再開を望んでいることを強く感じとれたので、それを信じ待っていたい。










・アーティスト評価
歌唱力8 (→)
作曲9 (→)
編曲9 (→)
独創性9 (→)
安定性9 (→)
9 (↑)
総合9 (↑)
熱中度9 (↑)

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2008/08/21 00:03|アルバムレビュートラックバック:0コメント:0

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