バツ丸のエンタメ問答

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不安な劇場版「容疑者Xの献身」

間違いなく今年下半期有力な作品である今作。既に劇場やお台場冒険王でのブースで予告映像を多々見、さらには後者から今作に対する力の入れようを見てとれますが、予告映像を観た回数に比例して不安が増大するだけですね。先日文庫版で刊行された今作を改めて読んでさらにこの気持が強まりました。

ま、今回は気楽に不安を抱く理由を書いていきたいと思います。





フジテレビが絡んだ映画と言えば、ここ数年数多くの駄作・凡作でひしめいている。「星になった少年」、「踊る大捜査線」のスピンオフ作品、「西遊記」「UDON」「ブレイブ・ストーリー」「ローレライ」「忍者ハットリ君」「少林少女」・・・。

魅力あるコンテンツや有力者の起用など普通に考えれば、堅実に作りさえすればまずまずのレベルの作品を作れるはずなのに、高級食材を単なる炭にするが如く何故か結果は観るも無残なものばかり。結局ここは観客をとことん舐めているのだと思う。

普段あまり映画を観ないような人が鑑賞しにいくような話題性や人気のある作品を作るこの会社には、人々に映画に対する興味を少しでも持ってもらえるような素晴らしい作品を作る義務があるとさえ思うが、しかし、テレビドラマも含め相も変わらず酷い作品が多い。

故に、テレビ版で高視聴率を獲得した、ミステリー界の名手東野圭吾原作の人気シリーズ「探偵ガリレオ」の初の長編作品である「容疑者Xの献身」の映画化に関しても、ドラマの好評ぶりを知った時点から「映画化は不可能」と思い反対していた。名作の多い東野作品においても個人的に最高レベルの傑作と評価し、思い入れが強すぎることから尚のことである。

で、既に公開されている予告映像を観るに、やはり不安・不満しか感じるものがなかった。以下その理由を述べていこう。


1・柴咲演じる内海の存在とTV版を拡大したかのような作風

原作の魅力は数限りなくあるが、そのうちの一つは対立構造を軸とした重厚で感動的な人間関係の描写とそれによる世界観の創出があろう。容疑者Xである石神と彼の犯罪を解き明かす湯川両者の関係を主としつつ、それに絡む草薙、警察、事件の真犯人である母娘を加えた5の組織ないしは人同士の対立、協力、だましあいが主役両者の対峙や作品を著しく盛りたて重厚なものにしている。そこに無駄なものは一切ない。無駄がないものに恣意的に何かを付け加えるのは、全く意味のないどころか元のものを汚す行為でしかない。今作においてその無駄とは柴咲演じる内海に他ならない。予告編で既に公開されている「愛」についての湯川・内海のやりとりはそれを痛感するに十分すぎるものであろう。軽薄にすぎる。ただでさえ内容の濃い重厚な長編作品を2時間程度の映画としてまとめ上げるのは難しい。それなのに内海の出番を作ることは、必然的に本来は必要である場面の削除・改編を意味していると判断してよいだろう。

果たしてどうなることやら。


2・主要人物のミスキャスティング

そして、もう一つ大きな不安は、今作において主役級キャラと言って良い石神と花岡靖子がミスキャストとしか思えないことである。

石神を演じるのは堤真一。演技力は申し分ないが原作において天才数学者で、ものすごいキレものではあるが、ブサイクで且つ外見に無頓着で、当然女性に全く縁のない人生を過ごしてきた石神を演じるには堤はカッコ良過ぎだ。キャスト発表当時から絶対に合わないと考えていたが、予告映像を観てその考えが低減するどころか一層強まることとなった。

個人的には、今作の映画化の話以前から石神にふさわしいのは香川照之しか居ないと思っているのだが・・・(体格は合っていないがそれ以外は問題ないだろう)。


一方の花岡に関しても同様だ。こっちを演じるのは松雪泰子(やすこつながりか?)。元ホステスのかわいらしい外見で男受けし、さらに自分の男性関係で娘に迷惑をかけていることを申し訳ないと思いつつ、それでも男性に依存してしまうという幸薄でダメなキャラ設定に合っているとはどうしても思えない。彼女は美人であるしいい女優ではあるが、どちらかと言うと、男に頼らず自分でしっかり生きていく女性の方だろう、松雪にあっているのは。

私にこの役のキャスティング権が与えられているとしたら、松雪は絶対に選ばない。自分だったら、第一候補として桜井幸子を推したい。それ以外だと、石田ゆり子・戸田菜穂・檀れい・奥貫薫辺りか・・・。


さて、さて結果はどうなりますか・・・。映画鑑賞後のレビューをお待ちください。

個人的には花岡靖子の娘、花岡美里を演じる金澤美穂に期待。
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2008/08/25 00:25|映画評トラックバック:0コメント:2

コメント
こんばんわ
バツ丸さん、初めまして。
雪子と申します。
携帯からの書き込みでして文字化けを避けるため、小文字は使用しないようにしていますが、万が一ありましたらすみません。
以前からバツ丸さんのブログを拝見させていただいていますが、バツ丸さんの書く文は実に犀利で羨ましい限りです。
私も独自にレビューなどを書いているのですが、なかなか思うように行かず、バツ丸さんのような文を書いてみたいと思うばかりです。

それはさておき、私も最近はバツ丸さんが仰られるように、結果は駄目な作品も丁寧に仕上げていけばそれなりの作品になりえたのではないかと思える作品が如何せん多いように思います。
何にしても題材や設定、アイデアはすごく良いのに勿体無い・・・。と思えてなりません。
自分も最近は何故そうなってしまうのだろう?と考えてはいるのですが、なかなか明確な答えは出ませんね。
ちゃんとした答えが出るのはもう少し先になりそうです。

何やともあれ、初めての書き込みで暗い話題で長々と語ってしまいすみません。
では、失礼します。
雪子 #-|2008/08/31(日) 01:15 [ 編集 ]

初めまして
>雪子さまへ

はじめまして。書き込みありがとうございます。

文字化けはありませんので大丈夫ですよ。

う~む、ほめていただいて恐縮ですが、それに値するようなレベルの文ではないですよ。ほんと、この手のサイトにはプロ級の上手い人が数多く居ますが、そんな人らに比べるとほんとウンコレベルですよ。

率直に申し上げて私の書く文章を参考にしてはいけません。志は高く、もっとお上の、それこそ文豪レベルの文章や様々な本を読み、そっから文を学び、独自のスタイルを築いていくのが寛容かと思います。

雪子さんのレビューも読んでみたいですね。

ここ数年のテレビ局の主導の作品、特に原作つきのそれは、題材がそれほど悪くなく、丁寧に作りさえすれば鑑賞に耐えうる作品になりえたものが、おっしゃるように多いと思いますね。何でそうなってしまったのか、どこをどうまちがったのかと、ほんと思います。


理由はいくつかあると思いますが、局側の安易な考え方や、そういったものの積み重ねが生み出した製作者の人材枯渇・質低下がまず、その理由の一つだと思います。

それと局主導だと特に利益的な追求が求められるため、どうしても安直な作りで利益を得ようとなりがち。だから監督も役者も安易な起用となりがち。だからダメになるのですよね。
しっかりとした作品をしっかりとし人材をしてしっかりと作っていこうという職人的気構えがない。

しかし、そういった話はともかく、何かに対し考えるのは、いいことだと思います。

これからもよろしくお願いします。
バツ丸 #-|2008/09/03(水) 23:42 [ 編集 ]

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