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ザクっと映画雑感その2~「デトロイト・メタル・シティ」~加藤ローサにSATSUGAIされた!!

今回の予定は、「アフタースクール」「デトロイト・メタル・シティ」「ドラゴンキングダム」の3作。「インディージョーンズ」は勝手な都合により割愛。

「デトロイト・メタル・シティ」の感想が長くなったので予定を変更して今回はこの作品のみの掲載としました。


・評価:60点

ヤングアニマルというメジャーとは言えないエロ青年コミック誌に連載ながら、今やメディアミックス化され、業界や芸能界ぐるみでブームを築いている同名タイトルの実写映画版。

まあ、明らかにメタルに対する一般人からの誤解や偏見を形成すると思い時に怒り苦笑しつつも、それが故に笑えもするのでついつい読んでしまう、というのが、この作品に対するメタル好きの基本的なスタンスではないだろうか。作品に対する評価や好みはどうあれ、袋小路に入りまくっている「メタル」という音楽ジャンルを世間一般に知らしめた点に関しては、否定しようがない。

で、松山ケンイチ主演で公開前から結構話題となった映画版はどうか・・・。

まあ、予想通りとしか言いようがないのだが、クレーム社会となりエンタメ業界においても常日頃執拗に様々な点に関し配慮・自主規制しなければならないこともあってか、原作にある過激で卑猥な側面がかなり抑制されている。SMネタやドラッグ描写やス●●●ネタは皆無でレイプネタや下ネタ、セクハラネタ、暴力も殆ど存在しない(「レイプ」は言葉だけ)。差別用語もなし。

当然と言えば当然であるのだが、狭量なメタル描写や良くも悪くもこういった卑猥で変態的で暴力的な面がこの作品の面白さであり勢いの源でもあるので、それが抑えられた映画版にはどうしても物足りなさは否めない。「ファック」の連呼や「チンコヘアー」が今作における表現の限界であったのだろう。

上辺でストーリーやキャラ設定を踏襲しても作品の本質的な部分がきちんと再現されていなければ、やはりそれは意味のないものだと思うのであるが。一般層に受けられるためには仕方のない措置だったとはいえ、もう少し何とかならなかったものだろうか・・・。メジャー作品における表現の壁の厚さを認識させられた次第。

この映画版において理解できなかったのはDMCの名を一層高めることとなった地方遠征のところ。原作ではかなり面白く見どころでもあった、根岸の子供の時の友人であり今やカリスマラッパーとして君臨している鬼刃や、女性パンクバンド「金玉ガールズ」との対決がわずか数秒で、スルーされるが如く終了してしまったのには全く納得がいかない。

そもそも、この2アーティストは「アンチDMC」「DMC批判」を明確に世間に表明していたからこそ、その存在意義があったわけである。そうでなければ、DMCと明らかにやっている音楽ジャンルが違い、故に本来なら永久に関わることがないこの2アーティストのライブをわざわざDMCがジャックする行為にさして意味はないはず。ダメな映画には決まって「意味のない場面・無駄な場面」が存在するが、この場面はまさにそうだと言い切れる。鬼刃演じるダイノジはともかく、金玉ガールズのボーカルは人気モデル美波が演じているのにこの扱いとは・・・。弟と母親が絡む実家での話で時間を割くぐらい(特に弟のは無駄だった)だったらこの地方遠征のところをもっと強化してほしかった。


また、今作においてウェイトを占める、クラウザーやジャックが演奏している劇中曲に関しても大いに不満がある。Kissのボーカルであるジーン・シモンズがジャックを演じていることもあってか、その音楽性はメタルではなく明らかにハードロックだ。これでブラックメタル界の帝王って言われても・・・。それっぽい雰囲気を一応は出せていたとは言え、DMCの方も「デスメタル」「ブラックメタル」と言うのは苦しい。ジョークでならともかく、これを「本物」と思われて日にはメタルファンとしてはやるせない。せいぜい「SATSUGAI」ぐらいだろう、まだメタルと言えそうなのは。

絵と字とで表現されるコミックにおいてはアーティストの演奏や音楽に「かっこいい」「最高」「すげえ」と表現し、演奏に聴きほれ感動している聴衆を描きさえすれば済むが、それを音と映像で再現し鑑賞者に納得させるものを提示するのは極めて難しい。下手をすると読者が丁寧に且つ自己本位に想像していたものを壊してしまう危険すらある。既に「NANA」の実写版・アニメ版や「BECK」で露呈した音楽マンガの映像化の難しさを今作でも証明してしまったと言える。

まあ、それでも、ギャグ面においては主役を演じた松山や社長を演じた松雪、相原を演じた加藤ローサの奮闘ぶりや、そもそもの原作の面白さもあり、全体的には決定的な駄作になるのだけは防ぎきったように思う。特に加藤ローサのかわいさったらありゃしない。最近急にかわいさに磨きがかかっているように思うのだが・・・。完全に「SATSUGAI」されてしまったよ・・・。

個人的には傑作・良作とは到底思えず積極的にお勧めは出来ないが、1000円程度で気晴らしに鑑賞する作品と認識するのであれば及第点だろう。
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2008/09/01 23:57|映画評トラックバック:0コメント:0

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