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CDレビュー~再びガールズロック ガールズボーカルグループブームが来るのか!!?

●THYME 「first 9uality」(ファーストクオリティー)〈初回限定盤 DVD付〉 評価:A-

ジャンル:ロック ポップス ハードロック アコースティックロック カントリーロック


amalogo111.jpg
(2008/9/3)

1. 晴天
2. Hello

3. Our Rock Star
4. forever we can make it!
5. Drive
6. Fly Away
7. I’ll be back
8. The LAST DAY

9. babycar
10. My Life
11. Humming Bird
12. Wonderland



<問題点・注意点>

1・バラード曲が少なすぎ
2・アップテンポのギター曲が曲、歌唱共にパターン化している
3・アルバムを引っ張るこれといった曲がない





宇多田・浜崎に匹敵するアーティストを出せていないのが今の日本女性音楽シーンの大きな課題・問題であるが、それに次ぐものとしてブリリアントグリーン・GARNET CROW・Do As Infinity・Every Little Thingに匹敵する女性ボーカルグループ・バンドを出せていないことがあろう。浜崎・宇多田隆盛以降、毎年のチャート上位・売上上位のほとんどを占めているのは女性ソロアーティストである。女性ボーカルグループ・バンドの低迷ぶりを嘆くのが、このブログにおける挨拶言葉のようになってしまっている。先日書いたSCANDALのレビューもそう。

しかし、どうやらその認識を改めなければならない状況になりつつあるかもしれない。今年に入ってから、Superfly(今は越智のソロ扱いだが・・・)、SCANDAL、GIRL NEXT DOOR、moumoonと女性ボーカルのグループ・バンドがにわかに台頭してきている。大げさかもしれないが、そこに何かしらの波を感じるのだ。そして、今回取り上げるTHYME(タイム)も、その波らしきものを意識させてくれる中心グループだと言えよう。

このTHYMEについて簡単に紹介しておくと、元々作曲家として活動していた清水哲平に、ソロ・シンガーとして活動していたthymeが、偶然出会い2004年に結成され、2006年にその後、初期からエンジニアとして一緒にやってきた星野孝文が加入し現在の形態となったとのこと。2007年9月に1stシングル「Hello」の発表をしてメジャーデビューする。今作はデビュー1年目に発表された記念すべき1stアルバムである。課題・問題もあり荒さもあり、流石にGARNET CROWやDAIで味わった感動再び!!とか、彼らの後継的存在とかとまではいかないが、確かな可能性を感じさせる佳作だ。



BURRN、2008年10月号において

<SPECIAL EDITION:特別企画>
◆70's RENAISSANCE
70年代の息吹を現代に伝える若手バンド達を大特集


なる記事があったが、海外のメタル、ハードロックだけでなく、今の日本の音楽シーンを考える上でも「70年代音楽」というのは、極めて重要な要素となっている。
(最近のZEP再結成ブームもそうだろう)

何故そうなっているのかには当然様々な要因があるのだが、70年代及びその音楽というのが、今のシーンを形成しつつある若者らにとって「未知の時代」であるとともに彼ら・彼女らの「親」の世代における青春時代の象徴であることが影響していよう。アーティストとして活動しているものは、幼少期に親の影響で音楽に親しんでいたものが多い。その音楽体験やそこで培った音楽思想が今のシーンの状況に明確に反映されているというわけである。このTHYMEに関しても、楽曲の端々からその傾向を確実に聴いてとれる。

とは言え、このTHYMEには、ブリグリのようなマニアックな英国ロックの要素も、初期DAIのようなプログレッシブな感性やスケールの大きさも、初期GARNET CROWのようなダークで深遠な雰囲気もない。今年のシーンをにぎわせているSuperflyのような豪快でサイケな雰囲気もない。

代わりにあるのは、ハードロック・カントリーロック等洋ロックに確実に存在する明るくキャッチーでストレートな音楽性である。バンド編成で打ち込みもあるが、今全国を行脚して実行中のイベントライブにおいて実証されているように、ギターとアコースティックギターと歌唱というシンプルな編成においても魅力を発揮することができる。聴きやすさにおいては上記どのアーティストよりも上回っていよう。デビュー作品である「Hello」を聴いた段階ではもっと攻撃的でダークな音楽をやるのかと思いきや、1stアルバムの内容はそこから抱くイメージとはだいぶ違っている。故にこの曲のような曲を期待して作品を聴くと肩すかしをくらう可能性が高い。

楽曲製作を担う2人の男性メンバーがTHYMEとしての活動を始める前に制作側での活動をしているだけはあり、曲の質は高くいわゆる「はずしの曲」は存在しない。だが、残念ながら現時点では明快普遍でシンプルな構成で貫き通せ且つ既に確固たる地位を築いている上記女性ボーカルバンド・グループに比肩できる存在になるには課題・問題がある。


その最たる問題は楽曲の単調さだ。バラード曲はほぼなしで痛快でノリの良いロック曲が大勢を占めている。個々の曲の出来は決して悪くはないが、ギターを軸とした編曲に力強い歌唱や高音域での歌唱が似通っており表情付けも画一的であるからして、流して聴く分にはいいのだが集中して通して聴くと途中で飽きてしまう。オビタタキでは「既に世界基準」などと書いてあるが、現時点では完全に誇大広告である。収録曲の構成に関しても改善が求められよう。

もっと簡単に言ってしまうと、前衛的とかキャッチーだとかそんなこと関係なく、インパクトが弱い、スケールが小さい等々「枠にはまってんな~」的感想しか抱けないのだ。良いのは良いのだが、「こりゃすげえ」とか「はまる~」と思える何かしらのものが現時点ではあまりない、突き抜けたものがない。そう感じさせないためには、より個々の魅力を進化させるとともに、このグループならではの明快で明るい音楽性を維持し中心に据えつつ、楽曲を進化・深化させていくという何とも抽象的な方法しかないだろう。だが、ここのところを上手く克服していかないと、長きに渡り業界で君臨し続けるアーティストにはなるのは難しいように思う。洋ロックをきっちりとこなしていける技量は確実にあるので、今後の精進に大いに期待したいのだが・・・。










・アーティスト評価
歌唱力8 ()
作曲7 ()
編曲8 ()
独創性7 ()
安定性8 ()
7 ()
総合7 ()
熱中度7 ()

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2008/09/13 18:32|アルバムレビュートラックバック:0コメント:4

コメント
お久しぶりです
THYMEは注目していて、アルバムも気になってたんですが、店頭での視聴ではいまいち買う気になれずに見送ってしまいました
でもやはり聞き込んでみると印象が変わるのかもしれませんね
機会をみて手に入れてみようかと検討してみます

THYMEの代わりにですが、星村麻衣のアルバム「MY LIFE」が気に入って手にいれました
以前のレビューで彼女に対する評価が下がってるのを読んだのですが、このアルバムはちゃんと聞いてみた感じでもかなり良いと思いました
機会と時間があったらこちらのレビューなども期待していますね
みつる #-|2008/09/17(水) 01:23 [ 編集 ]

お久しぶりです
>みつるさんへ

私もTHYMEに期待していたのですけど、正直期待ほどではなかったですね。

印象は聴き込んで変わるのかな?

星村さんはシングルの「ひかり」がとても良いのでアルバムもぜひ聴きたいですね。

レビューはしたいのですけど、今はちょっと厳しいですかね。すいません。
バツ丸 #-|2008/09/19(金) 23:02 [ 編集 ]

いや~
お久しぶりです~THYMEのアルバム、ずっと買いたいと思っててこないだやっと買えました。聞いてみましたがやっぱり意外にロック色が強いなあと感じました。ホント「Hello」みたいな荒涼感とダークさ・空間の広がりを感じられる曲が占めると思ってたのでこれは意外でした。

この間インストアライブにも行ったんですが、個人的に彼女たちの場合これから一番カギとなるのは「歌唱と演奏のバランス」だと思います。いくらこれからthyme自身の歌唱力・表現力が上がったとしても、結構クセのある歌声なのでそれが演奏よりも前に出てしまうと、アルバムとして聞きとおすのが辛くなる・結果としてアルバムの質が下がることにつながるのでは?と考えてます。今のGARNET CROW(歌唱が押し出されすぎ)のようなことにならなければいいんですが…

あと植村さんのインストアライブにも行ってきたんですが、こちらはもはや歌声と声量がすごかったです!でも何であんなにオタクっぽい人が多かったのかが不思議…もっと女性にも支持されて良いと思うのですが。
todo #-|2008/09/27(土) 02:02 [ 編集 ]

お久しぶりです。
>todoさんへ

THYME買われましたか。アコースティックロック色が強い作品に仕上がっていて驚きましたね。

個人的には「Hello」的な曲が欲しかったところですが。

歌唱と演奏のバランスはほんとそう思います。今のところ演奏・作曲がいいのですが、ボーカルが出過ぎるとご指摘のようにマイナスポイントに変わってしまう可能性が高いですね。何とか頑張っていただきたいですね。

植村さんライブはいいですよ。彼女は現場で力を発揮するタイプですから。

女性ファンもっと取り込めそうなのに現状は圧倒的に男性支持層が多いのは・・・。ジャケ写がもう少し何とかなればそう難しい問題ではないと思いますけど。
バツ丸 #-|2008/10/07(火) 01:35 [ 編集 ]

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