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ザくっと映画雑感

・20世紀少年  評価:50点
・蛇にピアス   評価:50点(実質評価は30点。吉高のヌードで大幅加点してこの点)



今回から「映画雑感」の後ろにつけていた数字を割愛します。恒例記事としたいので。

「20世紀少年」と「蛇にピアス」の予定。両作品とも話題作を実写映像化したものですが評価は厳しいですね。

共通して、実写ならではの魅力を見せられていないことに大きな問題があると思います。ようは、この程度の作品しか作れなくて、わざわざ実写にした意味があったのかと、そう思ってしまうのですよね。





・20世紀少年

うーむ、いろんなタイプの映画を観、その感想を書いてきたが、この手の作品は何とも感想が書きにくい。

原作コミック1~8巻に相当する部分が今回の映画化の範囲である。通常なら「はしょりすぎて意味不明」「詰め込み過ぎ」といったお約束のダメパターンを踏襲するところではあるが、元々あまりに原作の展開がダラダラしていることもあってか、約142分とちょっと長めの尺でまとめることでちょうどいい具合の進行ペースになっている。故に、スロー進行でまどろっこし過ぎる原作に感じた程のストレスがなくて良かったのであるが・・・。

とは言え、鑑賞者置き去りでただただ思わせぶりな謎ばかりが処理されずに増えていくという、エヴァ以降の各種エンタメ業界にはびこる悪しき習性であり、今作原作の問題点でもあるこのことは払しょくされようはずもなく・・・。

今作を含め実写作品にするに向いているとは思えなさそうな浦沢作品を資本の論理で映画化してしまったことに問題の根本があろう。


監督を務めたのは邦画界屈指の人気者である堤幸彦。60億円もの膨大な制作費と、人気作家の人気漫画の映像化という2つの大きなプレッシャーがあったのか、一部場面に存在したシャープでテンポの良いカット割り以外に彼らしいこだわりやセンスがほとんど感じられず、原作のキャラに似せたキャスティングに象徴されるように忠実な原作ダイジェスト映像に終始してしまっている。これがいけない。よって、ほんとそのまんま「原作をただただ実写にしただけなんですね」との印象・感想以外に出てくるものがない。

そのことによる最たる弊害は、せっかく邦画史上屈指の豪華キャストであるにも関わらず、主要キャラを演じているそれら豪華俳優らに全く魅力や上手さを感じないことに他らない。何だろうな、単に原作キャラを実写で再現するためだけに存在している以外のものを出演俳優からは感じ取れないのである。大量生産されている部品と同じ。

実在の人物を使ってのキャラの再現はかなりレベルが高いが、重要キャラである唐沢演じるケンヂ、常盤演じるユキジ、平演じるカンナに限ってはちと微妙だったのも痛い。

だったら、業界屈指の画力で漫画ならではの多種多様でコミカルな表情を見せる原作コミックを読んでいた方が良い、ということになる。わざわざ映像化したのだから、漫画には出来ない実写ならではの魅力・面白さを監督には出していただきたかった。


ま、1作目を観てしまったので3部作全部観る予定ではあるが・・・。小泉役に大抜擢された木南晴夏様のご活躍ぶりを拝見するために観に行くとしよう。彼女が小泉役に起用されたこと紹介するニュース記事のほとんどで「無名の新人」扱いされていたのが我慢ならないが・・・。


<カンナ役の平愛梨>

小泉役の木南とは違いこっちは「無名の新人」と紹介されても仕方がないと思うが、それはともかくとして今作の主役的存在と言えるカンナを演じることで注目を受けた平愛梨・・・。

う~む、動画ブログなどを観ると物凄く可愛くて個人的にも結構好きなタイプではあるのだが、カンナ役に適していたのかどうかと考えると、あくまでちらっと出てきた最後の映像のみでの判断となるが、ちと微妙といったところだろうか・・・。顔はいいのだが、体型が小柄で且つずんぐりとしており、あまり運動神経が良いようには思えない。実際劇中で友民党の選挙ポスターをはがして警察から逃げる場面での彼女の走りは・・・。実年齢が24歳なので女子高生役というのも苦しい・・・。個人的には北乃きいの方が良かったのではと思うが、そういった印象を払しょくするような演技・存在感を彼女には見せていただきたいと思う。


<蛇にピアス>

今年に入ってから「あしたの、喜多善男?世界一不運な男の、奇跡の11日間?」「太陽と海の教室」と立て続けにフジのゴールデンー枠に出演し話題をさらっている吉高由里子が体当たりのヌード&濡れ場を演じていることで公開前から話題になっている今作。

個人的には金原執筆の原作小説をたいして評価していないことから、まさに「吉高の裸見たさ」というスケベ心のみを動機として鑑賞したのであるが・・・。

う~む、個人的にはその動機通りの、吉高の裸以外に価値を感じない作品と相成った。


何故そう思うかに関しては、まず今作は3つ大きな問題があると考えているからだ。

1つ目はキャスティング。

今作唯一の見どころとなった吉高の、かねてより披露していたスタイルの良さ~「おっぱいちゃん」ぶりを裏付ける裸体とそれを余すことなくいかした濡れ場の数々に、ただただ圧倒されたのみ。もう「見事」という言葉以外出てこない。

良くも悪くもただそこに居、しゃべるだけで空気を一変させる強烈な存在感も含め、彼女が今のU-22・23女優らと完全に一線を画す、「新人類」とも言える魅力・実力、そして個性は本格的な初主演となる今作において一気に爆発したと言っても良い。それは極めて高い評価に値する。

しかしだ、彼女の能力や個性、奮闘ぶりがこの映画におけるルイ役を演じる上で適切であったかに関しては、個人的には疑問がある。率直に言ってルイを演じるに彼女はルックス・声ともにかわいすぎると思うのだ。ルイに関してはキツ系・ギャル系・派手系・・・といったイメージがどうしてもあるからだ。


2つ目は今作の作品性が既に新鮮味を失っていること。

今作が雑誌上で発表されたのは2003年の11月。芥川賞を受賞したのが2004年の1月。2001年に刊行された「世界の中心で、愛をさけぶ」のヒット&2003年の「冬のソナタ」ブームに端を発す「純愛ブーム」全盛でもあったこの当時においては、この作品の重要な主張となっている「痛みでしか生きていることを実感できない」「身体改造願望」「自殺願望」「他者に対する強い攻撃性」を有した若者の心理描写や「ハードな性描写」といったことは、確かに強烈なインパクトや新鮮さがあった。

一連の「純愛ブーム」や韓流ブームは、それら作品で描かれている対人関係や倫理観と対照的な「現実でのそれ」に対するアンチテーゼや嫌気によって生みだされ・支えられてきた。しかし、この当時以上に、性については言わずもがな、町を歩いていても刺青やありえないところにピアスをしている連中やニート・フリーターの若者、凶悪な暴力事件が何ら珍しくなくなった今、確かに鑑賞していて作中人物の心理・行動に共感出来るものがありはするものの、全体的な印象が極めて薄くあまり感じるものがない。何で蜷川監督は今になって今作を作ったのだろうかとの疑問を氷解させるような強烈な説得力を、ついぞ作品から感じ取ることができなかった。


このことと関わるが、3つ目は映像及び映像化したことそのものの問題である。


文字・文章で表現された小説に対する実写映画の決定的なアドバンテージは、視覚に強烈且つ明快に訴えかけられることである。「百聞は一見に如かず」。逆に言うと、その特色をいかした映像作りや演出が出来るかどうかが、小説を原作とした実写映画作製における一つの重要要素である。

しかし、すべての小説や漫画が実写映像化に適しているわけでは無論ない。実写化したら魅力をだせるわけでもない。それどころかで魅力を大きく減じてしまったものが少なくない。

それは結局、想像することにより生ずる面白さ・魅力が映像化によってなくなってしまったからだろう。スプリットタン・ベッドシーン・背中の刺青・・・。原作読書時ではそれなりに想像して楽しめたこれらも、実写でモロに見てしまうと、実に陳腐で観ているこっちが恥ずかしくなってくる。


そして、もう一つ問題なのは絵作りが単調であることだ。これは蜷川監督を筆頭とした舞台監督出身の監督にありがちな傾向なのであるが、画面作りにしろ人の写し方にせよ演出にせよ単調で味気ない。どうにも固定的・平面的になってしまいがちだ。その顕著な例はルイとシバのベッドシーンである。

ゴールデン枠のドラマに出演していた女優の、手を後ろで縛られた状態での後背位セックスシーン・・・。かなり興奮するシチュエーションではあるが、だからといって何の工夫もなく同じようなアングルで3度・4度と見せられると流石に飽きてくる。まあ、今作はポルノやAVじゃないと言ってしまえばそれまでなのだろうが、問題なのは素晴らしい素材である吉高を創意工夫でより美しく・よりエロく撮ろうという心意気を数々のベッドシーンからほとんど感じ取れないことだ。舞台監督・演出家としては名高い蜷川であるが、以前手がけた「青の炎」や今作を観る限り映画監督しての資質は正直どうかと思う。とにかく画面に鑑賞者を惹きつけるような魅力がないのである。個人的に「日本を代表する助平監督」と勝手に称している大林宣彦・犬童一心・行定勲であれば、彼女をもっともっと美しくエロく撮れたことだろう。


細かい理屈はともかく、何はさておき吉高の裸や濡れ場を観たい人は絶対に観ておきたい1作。DVDで購入したりレンタルしたりでももちろん良いのだろうが、吉高ファンであるのなら是非とも大きなスクリーンで観ておきたいものだ。個人的には冒頭のセックスシーンが一番エロいと思うので、今作を鑑賞予定の人は遅刻厳禁とだけアドバイスしておこう。
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2008/09/27 01:56|映画評トラックバック:0コメント:0

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