バツ丸のエンタメ問答

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MINAMI WHEEL 2008ライブレポ~school food punishment編、後半

sfpライブレポの後編、書いていきますよ。





5・art line

sfpのライブでは結構頻繁に演奏される定番と言って良い曲。かなり優秀なアーティストの良い曲であっても、ライブのたびに毎度毎度聴かされては、「いい加減他の曲もやってよ」と勝手な一言を言いたくなってくる。それが、ライブならではの恣意的なアレンジによって楽曲の質が下がっていれば尚のことだ。たいていの場合、恣意的にアレンジを変えていけば変えていくほど、楽曲の本来の魅力から遠ざかり質が落ちていくものである。また、成長によってライブでCD以上のものを見せてしまった時には、「ああ、もうライブVerの方が上だな。CDじゃもう聴けないな」と思わされることも少なくない。しかし、sfpに関してはそれが全くないから恐ろしい。

その理由が何なのかというと、CDではCDならではの、ライブではライブならではの魅力的な演奏・アレンジをつきつめられているからだろう。もう、「天性の才能」という陳腐な言葉でしか言いようがない。お互いの存在がお互いを潰すことなく、それどころか各々の見事さ故に各々の魅力をより引き出しているのである。故に何度ライブを観ても、何度同じ曲を聴いても飽きることはなく、また「CDを聴けばライブが観たくなり、ライブを観ればCDが聴きたくなる」という無限地獄ならぬ無限天国からファンは抜け出せなくなるのだ。

この音作りのうまさはいったいどこから来たのだろうか・・・。不思議でならない。「sfpマジック」・・・、そう呼ぶしかないのだろうな。

今回に関しては、冒頭からCD音源とは全く違うベースとドラムを主体としたイントロに驚いた。それに続く、内村の少しの哀愁とさわやかさとが一体化した歌唱が何とも心地よく、内村の優しさが滲み出た素敵な詞との相乗効果により、壮快且つおセンチな気分に浸らせてくれる。普段歌詞に関してはあまり気にしないのだが、この曲と「浮かび上がる」の歌詞が個人的にsfpの楽曲で1・2位を争う程に好きである。

内村の歌唱に身を任せて気持ちよく聴いていたのだが、内村のギターと蓮尾のシンセは言わずもがな、今までにない程長尺になり、且つベースとドラムのテクニカルさと迫力が顕著になった中間奏部分から一気に曲の印象が変わり始める。アグレッシブ且つ前衛的な演奏が一気に狂気を演出していく・・・。何度聴いても各楽器が密接に絡むスリリングなインストに興奮してしまわずにはいられない。


6・batterfly swimmer

次の曲で最後とのアナウンスが発せられる。最後の曲直前にしてようやくMC。しかし、アーティストは、ライブにおいて演奏と曲とで魅せることが本分だと思うので、ここまでの圧倒的なパフォーマンスを見せてくれるのであれば、正直MCなんてものは不要だと思う。

ま、それはともかく、そのアナウンスに対しいわゆるアーティストと観客のお約束なやり取りなどではなく、心の底からの、本気の叫びで「え~、まだ聴きたい」と思わず言ってしまった。

それを聞いた内村さんが自分の方を見てにっこりほほ笑んでくれたことを私は一生忘れない。とてつもない幸せの一瞬であった。圧倒的なセンスと存在感が故にどうしても「恐れ多い」「近寄りがたい」との印象を内村さんに抱いてしまうのだが、実際話してみるとても素敵なお方であらせられるのだ。

と、幸せな気分を味わったや否や、内村さん直々に「batterfly swimmer」とタイトルコールが・・・。間髪置かずに始められた演奏が、一気に私をsfpの音楽世界へと引き戻していく。この曲を最後にやるとは全くの予想外でかなり驚いてしまった。

この曲は恐らく今年の3月に行われたワンマンライブで「タイトル未定」曲として最後に演奏されたものの完成版だと思うが、その時と比べ格段に楽曲が練れている。当初こそ「sfpの曲としてはちょっとどうかな」などと思っていたが、今ではそんなこと政治家の如く忘れてしまった。

かなりの突進力を有しつつも、激情系の曲とは一線を隔す独特の浮遊感と優しさを内包しているのがこの曲の魅力の一つだろう。正直未だにこの曲のことを自分の中で消化しきれていない。

ニューアルバムに収録されないのが実に残念。まあ、それを言ってしまえば、「flat」「free quiet」もそうなのであるが・・・。★評価ですべて★★★★☆以上をつけられるこれら曲をアルバム収録曲からはずすのだから、余程アルバム本編の曲に自信を持っているのだろう。まあ、「flow」「feedback」「二人海の底」の3曲がそのことを如何なく示しているのであるが。


<総評>

たった6曲ではあったが、高レベルのアーティストのフルワンマンライブすら軽々と凌駕する高密度・大充実の内容、パフォーマンスであった。ここにきて既存曲のライブアレンジがさらに練れてきているのには、ただただ驚くのみ。

今まで数多くのライブを観てきたが、彼らほどライブでの音作りが上手いアーティストはいない。上記にあるが、ライブの魅力、CDの魅力を各々の確立させるだけでなく魅力的にリンクさせている点は自分の音楽観を根底から覆してしまった。

sfpにとって大阪はあまりなじみのない地であるはずだが、このライブでは観客に十二分に受け入れられたと思う。ライブ終了後物販コーナーが列を組むほど盛況で、当初机の上に置いてあったCDがすべて売り切れ、スタッフがストックの段ボールの中からあわててCDを出している様がそれを示していた。私のような遠征してまで観る者は既にCDを所有しているはずなので、純粋に地元民を中心としたsfp初体験の観客が購入したと判断して良いのではないだろうか。この先のライブ日程を見るに、再び大阪でライブを行うようなので、本格的な西日本進出も検討されているのかもしれない。彼らの名が関西の音楽好きの間で知れ渡るのも、そう遠くないだろう。

彼らの存在は既に業界内において知れ渡ってきているようだ。先日mixiニュースにも取り上げられた。彼らの実力と魅力を考えれば遅すぎるとすら思うが・・・。

今までとは違うレーベルから発売される3rdミニアルバム「Riff-Rain」が、理由は全く分からないが、12月10日、タワーレコード独占で限定盤が先行発売されることからも、そのことが伺えよう。恐らくこのアルバムをしてメジャーデビューとなるのかもしれない。

収録は6曲と少ないが、既にライブでj披露された「flow」「feedback」に「女子大生会計士の事件簿」のエンディングとなっている「二人海の底」を聴くに、その完成度に期待するなと言う方が無理な話だ。今年の最優秀アルバム最有力作品であることは間違いない。


ところで、「歌姫バカ一代」時代を含め、自分がHPやブログを通してレビューしたり自分の音楽観を伝えたりしてきたのには、その動機となった「ガーネットクロウ」に匹敵する・超えるアーティストを探す、が目的としてあったからだ。

しかし、sfpの存在はその目的に対する明確な回答と相成った。ガーネットクロウによって培われた音楽観はsfpによって変化させられ、覆されたと言って良い。

正直このことは、自分のブログに対するモチベーションの形成に甚大な影響を与えてもいる。今後ここをどうしようか、今真剣に考えているところだが、まだ答えは出ていない。
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2008/11/14 01:55|ライブ・イベントレポートトラックバック:0コメント:2

コメント
今更コメントです
こんばんは、随分遅くなりましたが、せっかくなのでこちらにもコメントします(笑)

art lineはsfpのライブだとほぼ毎回聴いてますけど、それでもやっぱりいい!!と思えるのは、バツ丸さんがおっしゃっているとおり、CD、ライブ、それぞれの魅力を引き出しつつもそれぞれの魅力を押しつぶすことない音作りをされてるからなのでしょうね。今回もだいぶCD音源からは変わったアレンジなのですけど、それがまた面白くて、今度はCDで聴きたくなる・・と、中毒現象に陥ってます(笑)

butterfly swimmerは初めてだったような感じでしたけど、あれの元は3月のライブのときですか!?いや、これまた化けましたね・・。。(全然分からなかったです・・)3月の時のは本当にまだ出来たてで、これからがどうなるのか気になっていたのですけど、ここまで化けさせられるんだから侮りがたいです。。

sfpは新しいサイトのサーバがSONYミュージックのようなのでメジャーデビューするとなるとそちらなのかなと勝手に検討してます。彼らには商業音楽などに迎合しないでとにかく彼らなりの世界観を突き詰めて行ってほしいと思っているので、これからが楽しみであり、ちょっとだけ不安でもあり・・。
うーん、ファンの戯言なのであまり気にしないでください(笑)

ひとまず、追いかけられるところまでschool food punishmentを追って行きましょう!!
同伴者こと秋 #MMeZBUE.|2008/11/27(木) 20:06 [ 編集 ]

了解であります!!
>同伴者であり神でもある秋さまへ

art line、今ハマりまくってますよ。今更ですけど、発表から1年経ってますけど、ハマります。

ライブアレンジ、CDアレンジの上手さは、言葉で表現できないですね。どっちもがどっちもに引き込む魅力があります。すごい。

butterfly swimmerは、シンセの入り方やリズムからしてたぶん、3月に披露したタイトル未定曲だと思うのですよ。本人に確認できたらと思うのですが。

私は秋さんと違ってこの曲を名古屋ライブでも2回ほど聴いておりますので。

サーバーソニーっすか。すごい。

でも、あの音楽性はソニーってな感じがしませんね。商業音楽に迎合してほしくないですね。あくまで自身の世界観を突き詰めていってほしいものです。不安は確かにあります。

あの技量ですから、一気にSuperflyやPerfumeのようにブレイクしかねませんからね。

とことん追っていきましょう。関東圏はイベントやライブがいっぱいあってうらやましい。
バツ丸 #-|2008/11/28(金) 22:34 [ 編集 ]

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