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ザクっと映画雑感~面白かったけどツメが甘いわ!!

・「櫻の園」 評価:65点~細部の作りが・・・

・「ラブファイト」 評価:70点~ワン・ツ!! パンツー!!
(北乃きいのパンツがもう少しアレだったら+5点)







・「櫻の園」 評価:65点

傑作の誉れ高い同名作品のセルフリメイク作品。リメイクとは言えど、キャラ設定、脚本等変わりすぎているので、そう称すのは大きな間違いではないかと思う。元の作品と比較すると・・・との論調を多々見受けるが、個人的に元作品を観ていないので、その点においては、今作を純粋に「若手女優が大量出演する作品」として楽しむことが出来た。

まあ、対面と伝統に拘る格式高いお嬢様学校が故に、11年もの間ある事情により演じることが許されなかった「櫻の園」の上演許可がえらくあっさりと降りてしまったり、結局は「妊娠していなかった」とのオチになったとはいえ、どっちの結果になるにしろ高校生カップル、特に女性側にとっては切実であろうはずの妊娠騒ぎもあっさり解決したり、ととにかく作りが雑過ぎるのが気になった。
(妊娠に関しては、11年前の事件の重大要素でもあるのだから、この扱いはないだろう。)

一番問題なのは、11年前の事件の当事者で、今は主人公たちの教師となっている坂野が教師生命をかけて校長を始めとした学校関係者を説得する場面が全く描かれず、数秒で事後報告としてスルーされてしまったことだ。普通なら、教師魂やら11年前の無念さやら、生徒への愛情やらを凝縮させたベタベタの臭いセリフと半泣きの形相を軸としたコテコテの演出をして、今作の一番の見どころとして描写されなければならないだろうに・・・。監督はどういう理由でこの場面を作らなったのか、皆目理解できない。

また、杏が演じた見た目も内面も「宝塚男役」的、典型的女子高生徒からモテる人物が、それが故に如何にも女性的狡猾さを見せるラネフスカヤを上手く演じられず、顧問の教師から厳しく叱責される場面があるのだが、その後に役にふさわしい女らしさを見せるために涙ぐましい努力をしたとかの描写が全くなく、完全にほったらかしで終わってしまった・・・。

このことを始め、何かに向けて若者が必死に努力する姿の描写の積み重ねがないために、本来なら感動必至となるはずの最終場面での感動が全くない。たぶん、多くの方が「え、終わり」と思ったのではないだろうか。

それでも、まあ、気楽に見ることのできる女子高生青春ものとして、若手女優達の魅力を楽しめる作品として、かろうじて許容範囲であったからして、この評価にとどめておいた。というわけで、主要役を演じた女優各評へと移る。


福田沙紀は演技の成長ぶりもあり、等身大の生意気女子高生役を好演していたとは思う。しかし、テレビドラマならともかく、やっぱりスクリーン通してでは演技力、外見共に地味で華がない。彼女単独主演の作品であったのなら、まだ良かったのだろうが、同世代の若手女優でひしめく作品だからして、相対的にどうしても彼女への評価が下がってしまう。

杏は正直ルックスは・・・だが、高い身長と個性的な顔もあり、存在感は強烈だ。セリフ回しも格段に向上しており、以前と比べて格段の成長ぶりを見て取れる。

「受験のシンデレラ」で一躍注目された寺島咲はそれほどの美貌やかわいさがあるわけではないが、清楚で古風な佇まいと、思ったよりも良いスタイルに映画女優としての魅力を感じた次第。「ポスト蒼井優」と言われているだけはあると思う。今後適切な作品と役を得られれば、業界を支えるに足る女優になる可能性もあるだろう。

と、ごたくを並べてきたが、様々なタイプの「ピチピチ(死語)」な女子高生を観ているだけで幸せと言う人は、割引料金であれば十分に見る価値はある作品だと思う。


・「ラブファイト」 評価:70点

かなり好きな俳優、林遣都と北乃きいW主演作品ということもあり、今年下半期公開作品で個人的に最も期待していたと言って良い今作。しかし、全体的な印象・感想としては「面白かった」の一言になるのだが、だかこそ「ツメが甘すぎる!!」「もったいない!!」と同時に思わずいられない作品でもあった。実に歯がゆい。

完全に満足したわけではないが、立て続けにスポコン作品で主演を張り、身体能力の高さとかっこよい男ぶりを見せつけている林と、見た目から活発な印象があり、実際その印象に違わぬ良い動きを各所で見せている北乃が主役だけはあり、吹き替えなしのシャドウボクシングや試合シーン、練習シーンの出来は従来の同種作品と比べるとかなり良い。
(亀梨主演ドラマ「1ポンドの福音」なんかお話にならないよ)

観客に「そのスポーツやりたいと思わせる」に十分過ぎる出来であったと思う。「しっかりと頭と、それ以上に体を使った且つ気持ちの入った各役者の演技と魅力」が、何よりそう感じさせているのだろう。


林は相変わらず走る姿勢が素晴らしい。ほんと、スポーツ作品に彼は欠かせない人材であろう。北乃は、「ライフ」の頃に比べると若干ビジュアルが落ちたように思うが、それでもキュートで溌剌とした笑顔と溢れんばかりのエネルギーは健在で、同世代他者にはない北乃ならではの魅力を存分に振りまいた。見たままの印象そのままに身体能力も高く、さらには格闘技好きを自認しているだけはあり、回し蹴り→後回し蹴りへのコンボや、中盤にあるシャドウボクシングシーンも様になっており、今作の大きな見どころとして機能している。

しかし、何よりこの2人の個性的なルックスと魅力、若さならではの勢いそのものが、スポーツものラブコメディーである今作の面白さ・魅力を高めていると断言出来る。彼ら以外の役者が演じていたらこうはならなかっただろう。その頑張りは賞賛に値する。大阪弁でのしゃべりもとても良かった。

今作は時制はあくまで現代であるのに、ちょっと品がなくがちゃがちゃとした魅力とエネルギーにあふれるコテコテ大阪下町を舞台にしていることや、作中に携帯やPCといった今を象徴するものがほとんど出てこないこともあり、80年代的レトロな雰囲気に満ちているのも、今作の大きな魅力だろう。憧れのアイドルをめぐる、そのアイドルと幼馴染の男の子との関係や、そのアイドルと幼馴染ということだけでその男に執拗に絡むこれまたレトロな不良達とのやり取り、及び、学校廊下や下町の商店街を駆けずりまわる絵作りや人情ドラマは、その象徴とも言うべきものであり、北乃や共演者の桜井幸子の主要ファンであろう男性の年齢層にどんぴしゃに訴えかけるものがある。きっと学生時代の恥ずかしい出来事を思い出すに違いない。大阪人にとっての不朽の名作、「じゃりん子チエ」と聴いてピンとくる人・世代の人にもポイントが高いことだろう

それだけでなく、「言いたいことがあるのなら、相手に直にしっかりと言う。場合によっては体を使ってでも語ることの重要性」・・・。デジタル全盛の今において少しずつ人々がコミュニケーションにおいて失いつつあるものに対する役者や制作関係者の思いが作品を通してひしと感じ取れた。

スポーツ場面、役者の魅力、訴えたいテーマ・・・等々すべて完成度が高く、良かったのであるが、唯一にして極めて残念なのは脚本が詰め込み過ぎで、肝心要の「恋愛(人間)ドラマ部分」の出来が悪かったことである。

(まあ、原作との絡みもあるので今作の問題として断じるのは不適かもしれないが、)

影の主役と言うべき、大沢演じるジムの会長の過去に関わるエピソードが、元カノである落ち目女優や、その女優を仕事をダシにして愛人にした変態プロデューサー、さらにはいけすかない俳優ボクサーとの絡みもあり無駄に長すぎのが気になった。主役2人の存在をぼかし、本筋を潰し、話を間延びさせ、作品のテンポを悪くした等、尽く作品の質を下げただけ。

もっとコンパクトにまとめ、もっと主役である稔と亜紀に焦点を当てて作り直すだけでも、かなり出来が良くなっただろうに・・・。

しかし、このこと以上に理解し難いのは、亜紀にとって恋のライバルとなる奥田恭子のキャラ造形である。

藤村聖子が演じるこの人物、物凄い美人ではないがおしとやかで、清楚な雰囲気を有し、甲斐甲斐しく主役男性の世話をやくという、典型的昭和のスポコン作品における女子マネージャー設定となっている。北乃演じる「一般的にはお嬢様で学校のアイドルとして通っているが、それは仮面であり、実像は暴力的で口も悪い」亜紀と相対照的な魅力を有す奥田が登場し、稔に接近することで、亜紀が今まで気付かなかった稔に対する本心に気づかされると共に、危機意識を感じるという、幼馴染同士が軸となる恋愛作品王道の展開を見せるのであるが、それはともかく奥田と稔の恋の顛末というか、奥田に対する最後の扱いが最悪過ぎる。

ネタばれになるので詳細は書けないのだが、それは、奥田が亜紀に恋の宣戦布告代わりに言う「あなたには稔さんの良いところが全く分かっていない」との台詞を根本から否定するものとだけ言っておこう。ラストの対決場面で2人の気持が繋がる、との絶対に代えられない基本設定・ストーリーを優先するためには仕方がなかったのかもしれないが、彼女をあんなイタイキャラにして強制退場させてしまったことで、最後に至る場面への盛り上がりに水が差されてしまったと思わずにはいられない。どうあがいても奥田は恋愛面での「お約束負けキャラ」でしかないのだから、だからこそその扱いは基本王道に忠実かつ丁寧にすべきであったと思う。

明らかに低予算作品であるにも関わらず、役者の魅力や発想・工夫・努力次第で作品をより良きするものに出来るという映画作りの根本的有様を示した佳作。もう少し脚本・キャラクターが練れてさえいれば、この手の作品を代表する名作になれる可能性があっただけに何とも悔やまれる。

後、恐らく今作を観た殆どの殿方が思っていることだろうが、北乃の回し蹴りシーンをはじめ多々見ることのできる「パンツ」があまりに酷いことか。今時の女子高生でなくてもこんなにダサくて変なパンツははかないだろうに・・・。これはもう、下着の意での「パンツ」ではなく、短パンの意での「パンツ」だ。

ボクシングシーンや練習シーンであれだけ体を張ったのだから、パンチラシーンも躊躇なきものであってしかった。安易な羞恥心や事務所の意向、大人の事情が本人のためにも作品のためにもならないことをもっと関係者は理解すべきだ。

北乃・林・大沢たかおの内誰か一人のファンであれば見る価値のある作品だと思う。
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2008/11/16 23:56|映画評トラックバック:0コメント:0

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