バツ丸のエンタメ問答

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CDレビュー~新生あんりこ~「私は私をあとにして」

●熊木杏里 「ひとヒナタ」(初回限定盤)(DVD付) 評価:A+

ジャンル:ポップス スタイリッシュフォーク コンテンポラリーフォーク


amalogo111.jpg
(2008/11/05)

1. モウイチド
2. 夏の気まぐれ
3. 誕生日 (Album Version)
4. こと
5. 青雲

6. 春隣
7. 青春たちの声がする
8. 時の列車
9. 雨が空から離れたら
10. やっぱり
11. my present




<問題点・注意点>

1・中盤から後半にかけての曲が弱い


今回はデビュー時から「孤高且つ至高のシンガーソングライター」と個人的に称しているあんりこのニューアルバムを取り上げます。




1stアルバム発表から2ndアルバム発表までを除き、毎年確実にアルバムを発表しライブを行うなど極めて安定した活動ぶりを見せつけるあんりここと熊木杏里。

楽曲の完成度の高さやその世界観の孤高性を認めつつも、ここ2作の穏当でゆったりとした作風にはどこか個人的に釈然としないものがあった。

今回はそれに加え、彼女をデビュー時から支え、彼女の楽曲世界に不可欠な存在であった偉大な作編曲家、吉俣良のプロデュースを今回から完全に外れたこともあり、正直通算5作目にあたる今作にあまり興味が湧かなかったのが正直なところだ。

しかし、彼との決別は、「私は私をあとにして」と前作に名づけた彼女にとって極めて自然な流れであったのだろう・・・。「新生あんりこ」の始まりとも言える今作は、基本ここ2作の流れのまったり路線を継承しているとは言えるが、それだけではない何かを感じさせる作品に仕上がったように思う。


不思議なのは吉俣プロデュースから外れているにも関わらず、3~5曲目などにおいて、歌詞・メロディー・歌唱すべてにおいて1st・2ndアルバムにあった、彼女独特の「スタイリッシュフォーク」と言うべき楽曲世界が高いレベルで復活していることである。もちろん、かつてのような殺伐さや厭世感はないが・・・。

決して凄まじい音世界でも歌唱でもない。刺激に満ちた音楽でもない。しかし、楽曲を構成する各要素と彼女の詞と歌唱、特にその歌唱の良さをしてじんわりと理屈抜きで心に染みてくる・・・。自分が何故熊木杏里を好きになったのかの理由がそこに確かに存在している。この3曲の流れは、ここ最近のあんりこに満足しておらず、今作の購入を思いとどまっている人必聴だ。


ほんと、「誕生日」「青雲」を聴いていて、ここまで他者に対する優しさや思いやり、癒しと励ましに満ちた音楽を作れる人は他に存在しないのではとすら思えてくる。特にその歌唱は、何度聴いても心が洗われる。

従来の路線を継承した彼女の歌唱と声の魅力をいかしたシンプルな編曲も、かつてと同様彼女をあらゆる点で盛り立てている。吉俣不在であることの問題は今作では発生してはいない。楽曲のレベルも極めて安定しており、個々の楽曲には不満はない。

が、全体的な流れとして、圧倒的な魅力を見せる3~5曲目に反し、中盤から後半にかけての楽曲がゆったりめで印象に欠けるのが今作唯一の欠点か。従来のスタイリッシュフォーク路線に今の前向き・癒し系の路線を上手く融合させた作品が出来ればいいのだが・・・。

しかし、そのことを差し引いても、これだけの内容の作品を安定して作ることの出来る彼女は、極めて高い評価と尊敬に値するアーティストだと思う。今の音楽業界、彼女のようなアーティストにもっともっと頑張っていただきたい。













・アーティスト評価
歌唱力9 (→)
作曲9 (→)
編曲9 (→)
独創性10 (→)
安定性9 (→)
9 (→)
総合9 (→)
熱中度9 (→)

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2008/12/04 20:27|アルバムレビュートラックバック:1コメント:8

コメント
ありがとうございます!!
「こと」は「今は昔」に匹敵するくらいの完成度だと思います。聴いていると勝手に涙が・・・

言い忘れていたのですが、私のあんりことの出会いのきっかけは、バツ丸様の「無から出た錆」のレビューです。

今回のレビューに、心から感謝します!
let it be #-|2008/12/04(木) 22:20 [ 編集 ]

No Subject
こんにちは、私は今熊木杏里さんの大ファンになってしまったのですが、
それもきっかけはバツ丸さんのサイトだったりします

今回は「ひとヒナタ」の記事ということで…
私は「春隣」や「誕生日」などの楽曲も非常に気に入ったので
生きる喜びを感じるまさに日向のような作風も素晴らしいと感じたのですが、
1stや2ndのフォーク系の作風を評価するバツ丸さんが
完全に"癒し"となった今作をどう捉えたか、記事の更新を楽しみにしています
(おすすめCDにあるので良い評価なのだとは思いますが…)



それと石川智晶さんの「Prototype」は本当に圧巻ですね
ガンダム効果で売れに売れているようです
Arthur Sonette #KlkPzCgE|2008/12/04(木) 22:27 [ 編集 ]

いいですね
>let it beさんへ

「こと」は今年を代表する曲だと思いますね。往年のあんりこをほうふつとさせました。

あんりことの出会いが私のレビューとは・・・。ありがたいことです。


バツ丸 #-|2008/12/06(土) 20:46 [ 編集 ]

そうですか
>Arthur S さんへ

ガーネットクロウ、あんりこ、sfpはこのブログを通してファンになった、CDを買ったという人が結構多くてうれしい限りです。

今作は往年の要素も感じられて良かったと思います。ただ、まったり路線の曲があるのは仕方ないのかもしれませんが・・・。もう1stのような作風は望めないでしょうね。

しかし、この作風や曲の完成度、そして個性はやはり凄まじいものがあります。

石川さんはただただ凄いですね。この人は別格です。
バツ丸 #-|2008/12/06(土) 20:58 [ 編集 ]

No Subject
>バツ丸さん
なるほど、ありがとうございます。
確かに今1stのような殺伐さは逆に変ですね。
今は幸福感を「こと」「誕生日」のように
昇華させた楽曲が一番彼女に合ってると私も思います。

ただ一つ気になったのですが、
「上半期最優秀楽曲候補曲」にあった「春隣」は
どうして黒字評価になってしまったのでしょうか?
差し支えなければ教えて下さい。
Arthur Sonette #KlkPzCgE|2008/12/06(土) 22:20 [ 編集 ]

理由はあります
>Arthur Scnetteさんへ

「こと」「誕生日」はほんといい曲だと思います。

「春隣」に関しては理由はあります。

今回だけでなく、シングルの時とアルバムの時で曲評価を変えたことはままありました。

理由はいくつかありますが、単に気が変わっただけという時もあるのですけど、原則、単曲単位で評価しているシングルレビューと、曲個々の完成度だけでなく全体の構成等も含めた評価を下すアルバムレビューとは考え方が違うことがその一番の理由ですね。

1曲単位ではどんなに良くても、たとえばアルバムの中で露骨に作風が浮いているとか、流れをぶったぎっているような場合は評価を下げます。

また、バラードアーティストに多いのですが、曲が良くても他の曲もバラードばかりで、曲がうずもれてしまっている場合も評価を下げます。

今回の熊木さんのケースは、この最後に書いたケースになりますね。

彼女の場合、1曲単位で評価が低かったことは皆無です。逆に高いです。

ただ、ここ3作、同じような曲調で全体の構成が単調になっていましたね。今回も中盤、つまり「春隣」でまったりとした曲が固まってしまい個々の曲の魅力が埋没してしまったのもこの曲の評価を下げた理由です。

以上ですが、おわかりいただけたでしょうか?
バツ丸 #-|2008/12/11(木) 00:31 [ 編集 ]

ありがとうございます
確かに「春隣」~はゆったりした流れが続きますね
アルバム全体の構成を見て、というのも納得いたしました

シングルでは良くても、アルバムの作風の中で浮いてる
もしくは逆もまた然り、シングルでは微妙だと思っても
アルバムでは馴染んでいるというパターンもありますね

詳しい説明ありがとうございました
Arthur Sonette #-|2008/12/12(金) 20:52 [ 編集 ]

そうですね。
>Arthur Sonette さんへ

アルバム収録曲としてなじむってことはありますよね。

熊木さんはアルバムの構成に関しては問題がありますね。

もう少しアップテンポの曲も欲しいですね。
バツ丸 #-|2008/12/16(火) 00:13 [ 編集 ]

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