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映画評「K-20 怪人二十面相伝」~年末年始にお勧めの作品

・評価:75点

「K-20」というダサすぎるタイトルに、「怪人二十面相」をモチーフとした世界観が予告で観た限りでは安っぽく感じられたこともあり、今作はそもそもの鑑賞対象作として想定してなかった。

しかし、各所の映画評などを見るになかなかの高評価だったので奮起して観に行ったのだが、これが当たり。アニメ作品は別として年末年始封切り作品でお勧めの1作ではないかと思う。








<あらすじ>

時は1949年の帝都。外交交渉により欧米諸国との戦争を回避した日本(帝都)は、19世紀から続く華族制度により極端な格差社会となっており、一部の特権階級以外の人々は貧しい生活を強いられていた。しかし、そんな中、富裕層のみを対象に鮮やかな手口で盗みを働く謎の人物、通称「怪人二十面相」が世間を騒がせていた。

一方、貧しいながらサーカス団の曲芸師として優れたパフォーマンスを見せていた遠藤平吉(金城武)は、ある時新聞記者を名乗る男からその身体能力の高さを買われ高額な依頼料と引き換えに、名探偵として有名な明智小五郎(仲村トオル)と、その婚約者である日本屈指の大財閥、羽柴財閥の令嬢羽柴葉子(松たか子)との結納の様子をカメラに収めてくるよう依頼される。

結納の当日、依頼は成功したかのように思われたが、それは周到な罠であった。厳重極まりない警備をして彼はあえなく捕まえられてしまう。しかも、遠藤平吉としてでなく「怪人二十面相」として・・・。


そう、かれは本物の二十面相により二十面相に仕立て上げられたのである。刑務所より脱走した平吉は様々な人々から協力を得、自身も修練を積み重ねつつ、自身の無実を晴らすためにあえて二十面相に扮し、本物の二十面相と闘うことを決意する・・・。



<感想など>

江戸川乱歩、ないしは「怪人二十面相」シリーズが流行りつつあるのだろうか?

今年はアニメでは「怪人二十面相」から着想を得た「二十面相の娘」がコミック・アニメで展開され、この映画の原作は、作者の北村想が独自の解釈で「怪人二十面相」の真相に迫った物語である。

こういう昭和ミステリー的作品を実写でやってしまうとどうしても安っぽく・幼稚っぽくなってしまいがちで、確かに今作にもそういったものがあるにはあった。が、それをマイナス評価にまでさせなかったのは、同じCGを駆使した作品ながらハリウッド作品のように大作主義に陥ることなく世界観を上手くまとめ、表現したいことを的確に絞り切ったからだろう。

CGに関しては、流石に圧倒的な制作予算の差もあり、ハリウッドの代表的作品らと比べるとスケールや凄みの面でかなり劣っておりチープさは否めないが、邦画としてはかなり上等だ。流石「ROBOT」制作といったところか。

しかし、今作の良いところは健闘したCG画像そのものではなく、それを適切に作品の完成度向上へと結びつけられた設定の上手さと明快なストーリーである。

特に第二次世界大戦を回避して明治時代以降の政治制度・社会制度・文化が継続している「帝都世界」の描写が秀逸。如何にもそれっぽい風格ある街並みをセンスよく表現し切っているCGはもちろん、「上層階級」と「下層階級」を上手く対比させた描写は本編とは直接的な関連はないものの、監督の今の格差社会に対する強い憤りや批判を感じさせ、それが作品の面白さや世界観を補足する上で大いに貢献している。

また、リュック・ベッソンの「YAMAKASI」で注目を浴びるようなった「パルクール」を効果的に盛り込みんだアクションシーンも見どころ。時折あからさまなワイヤー・CG交じりであるものの、センスの良い背景との絶妙な組み合わせの妙もあってか予想以上に出来が良く驚いた。全く期待していなかった松たか子も意外なかわいさと存在感を見せていて、今までの彼女の中でもかなりの好演と言い切れる良さであった。松ファンは必見である。仲村・金城の両名に関しても役柄に良く合っているだけでなく、いい男っぷりが存分に出ている。その他脇役も含めキャスティング面でも抜かりなし。


今作の核心とも言える二十面相の正体とオチに関しては評価が分かれそうであるが、これはこれで面白のではないかと思う。

変にハリウッドを意識した大作主義とはせず、今自分たち(邦画業界)がやれることを無理なく余すことなくやりきったのが高評価につながった。何も考えずに気楽に家族や恋人と観るに良い良質な娯楽作品。私のようにタイトルのダサさから敬遠していた人にこそ観に行っていただきたい。

(まかり間違っても「地球が静止する日」を観にいってはならない!!)

こういう万人にお勧め出来る娯楽映画を業界はもっともっと作っていただきたい。良作とは意外なところから現れるもんだね。


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2008/12/25 02:02|映画評トラックバック:0コメント:0

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