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CDレビュー~シュールさと脱力さに満ちた摩訶不思議ポップス

●相対性理論 「ハイファイ新書」 評価:A-

ジャンル:J-pop・ロック ファンク ジャズ ニューウェイブ


amalogo111.jpg
(2009/1/7)


1. テレ東
2. 地獄先生
3. ふしぎデカルト
4. 四角革命
5. 品川ナンバー
6. 学級崩壊

7. さわやか会社員
8. ルネサンス
9. バーモント・キス



<問題点・注意点>

1・やや作風(メロディー・歌唱)が単調か
2・作為的な感がし過ぎる作詞
3・1stアルバム収録曲ほどのインパクトや凄みがない

今年恐らく業界から注目を浴びるであろう(いや、もうそうなっているか)相対性理論の2ndアルバムを取り上げます。






「ドアラ」「リラックマ」「時効警察」「33分探偵」「ひこにゃん」・・・。また、書籍「いいかげんのすすめ」のヒット・・・。

ご時世がら人々が癒しを求めていることもあるが、ここ数年のエンタメを考えるに、「ゆるさ」「脱力」が一つの重要要素となっているのは、疑う余地がない。

しかし、これらが人々に受け入れられているのには、単に「癒し」の効果だけがそれらにあるからではない。「ドアラ」や「高田純二」らに見られる「ゆるく」も奔放な振る舞いに、実は社会や制度、その他当たり前のことに束縛されない・何があっても自己を貫徹する強さ、批判性を見て取っているからだと推測する。「ゆるい」キャラ達が、あからさまでない反抗を見せている所に、その魅力が集約されていると言ってもいい。

そして、女性音楽シーンにおいてもこのことを裏付けるのではと思わせるあるグループが、少しずつではあるが注目を集め始めている。それが今回紹介する相対性理論であるのだ。このグループは

やくしまるえつこ - ボーカル
真部脩一 - ベース
永井聖一 - ギター
西浦謙助 - ドラム

の4人により構成されている。2006年に結成。ライブ以外では一切その素性を明かさず、ジャケットやPVでもその姿を見ることはできないのだが、地道なライブ活動やネットツールを駆使した販促により、2008年には1stアルバム「シフォン主義」がタワーレコードのインディーズチャート1位になるまでの成果を上げている。
(ちなみに今作はオリコンデイリーランキングで4位を記録したとのこと。びっくりだ。)

今作はそんな彼らの2ndアルバムとなる作品だ。前作と比べ大きく違うのは、「LOVEずっきゅん」や「スマトラ警備隊」に象徴されるギターロック的な要素が後退していることだ。

緩やかに刻まれるファンク的なギターの音とリズム感の心地よさ、随分と穏やかになったドラムや、キャッチー且つ明快な歌メロ、とことん淡々且つキュートに歌い込むやくしまるの歌唱等が、今作の特徴である心地良さやゆるさ、さらには落ち着いた、ある意味ヴォッサ的なおしゃれな雰囲気を飛躍的に増大させている。全体的な印象としては、よりレトロなギターポップを追求した作品になったという感じか。派手さはなくなったが、各パートの作り込みの上手さは健在で、正確なリズムで刻んでいくギターをはじめ一聴してはなかなか理解できない上手さがそこに確かに潜んでいる。

特に、よりキュートさと繊細さ、悩ましさを増したやくしまるの淡々とした歌唱は絶大で、声質といい歌唱といい今回の変化した作風に俄然マッチし、魔術的な魅力を放出している。

しかし、とことん心地よくゆるさやキュートさを感じさせながら全くそれらとは対照的な、ただならぬセンスを感じさせる曲名からも明らかなシュールさや深さ、さらにはシニカルさなどを、その卓越した言語センスをしてとことん感じさせるのが今作並びにこのグループの核とも言うべき魅力となっているのだろう。「学級崩壊」「バーモント・キッス」などはそれを端的に示す楽曲だ。

とにかく詞の印象的な言葉選びや韻の踏み方の巧みさがたまらない。やくしまるのキュートな歌唱で

「学級 学級 学級崩壊進行中~」
「わたしもうやめた。世界征服やめた。今日のごはん考えるのでせいいっぱい」
「授業参観 恋の予感 家庭訪問は地獄の門」


と、一聴して耳に残る言葉を発せられた時には、そのシュールさとかわいさに萌え萌え。こういった世界観は万人には受け入れられないが、しかし特定の少数には強い中毒性をもたらすこと確実である。

但し、確固たる魅力があるのだが、韻の踏み方やサビメロディー、ギターのメロディーなどがややパターン化しているのが気になる所。特に詞に作為的な感が強いこともあり、比較的まったりした単調な曲調とユニーク且つシュールな歌詞とのマッチングがもたらす世界観は、最初は鮮烈な印象を与えるものの、反面飽きが来るのも早い。彼らの名を高めた1stアルバム収録曲である「LOVEずっきゅん」「スマトラ警備隊」のようなアップテンポの曲が1・2曲今作に存在していれば、作品評価は大きく変わったことだろう。少々残念な出来であった。

しかし、メジャーのポップスにはない魅力が多分に含まれていることには間違いない。新たな音楽を求めている貪欲なリスナーには是非とも聴いていただきたい。










・アーティスト評価
歌唱力8 ()
作曲8 ()
編曲8 ()
独創性9 ()
安定性8 ()
7 ()
総合8 ()
熱中度7 ()

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2009/02/09 00:01|アルバムレビュートラックバック:0コメント:1

コメント

こんにちは、まさかこの作品が取り上げられるとは…

前作の「シフォン主義」が所謂ロキノン系が好きな方々に絶賛されていたのでその際に知りましたが
狙っているのか分からない歌唱とぶっとんだ歌詞は凄いですよね

今作は前作よりもアッパーではないのですが
ボーカルの妖艶さ?というか歌唱に磨きがかかっていて
個人的にも多少中毒気味になっています

評価楽しみにしています


(P.S. 私もCoccoさん作詞作曲のalanさんの新曲は良いと感じました
欲を言えばCocco自身も活動をしてほしいんですけど)
Arthur Sonette #-|2009/02/09(月) 21:14 [ 編集 ]

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