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ザクっと映画雑感「ハルフウェイ」~北乃きいはやっぱりいいね

・評価:75点
(北乃きいファンでないとマイナス5~10点)





良く良く考えてみたら、今年初の若手女優主演作品の鑑賞。何とも意外だ。

ま、それはともかく、「ラブストーリーの神様」と称され脚本家として評価を得ている北川悦吏子初監督となる今作。蒼井優を世に知らしめたことで知られる岩井俊二プロデュースとは言え、正直「監督としてどうなのよ」という気持ちもあり、どうにもヤバい感が否めなかったのだが・・・。積極的な絶賛は出来ないとはいえまずまずの作品ではあったと思う。恋愛ドラマを得意としている北川ならではの、良くも悪くも作中人物の恋の心理を繊細に描いた作品に仕上がった。

今作、作為的な演出を極力排し、あくまでその時々における役者の自然に出てくる動きやセリフを固定したカメラを長回しにしてとらえるという、ここ数年では「海でのはなし」「好きだ」「恋する日曜日~私恋した」「人のセックスを笑うな」等々で採用された手法で制作されている。

こういう作りの作品は、どうしても間が長くなりがちでだらだらした感が否めない。が、今作においては、作品の核となる主役2人のありようをとにかくとらえたその様が、思春期の初めての恋愛にありがちな「こっぱずかしさ」や「ういういしさ」だけでなく、「大好きが故の、相手との距離の取り方が分からないが故の排他的な所有欲」「過剰な干渉」「融通の効かなさ」、果てまた「進路や将来に対する不安・悩み」を繊細に表現し、それが鑑賞者にこの手の映画にありがちな「感傷」だけでなく、もどかしさ・歯がゆさを感じさせるのに多大な効果を上げており、退屈さをさほど感じさせない。

俳優の魅力・技量に関しては、西島・宮崎コンビの「海でのはなし」には劣るものの、映画の完成度では上記どの作品よりも上のように思う。


特に、北乃演じるヒロの「交際相手を独占したい」、「好きな相手には好きなことをやってほしい」との相反する思いの描写は、北乃の自然な存在感と抜群の体のキレを得て秀逸な仕上がりとなっている。相手に理不尽な怒りをぶつけS的に振る舞う様は、ファンにはたまらないだろう。自転車に乗る・転ぶ、逃げる・走る、泣く・起ると何気ない・他愛もないしぐさ・行動にも何故か惹かれてしまう魅力が彼女にはある。彼女にはWあおいのような圧倒的な存在感や技量があるわけでも、またはモデル閥の女優のような抜群のスタイルやルックスがあるわけでもないが、どのタイプの作品に出演しても作品のイメージや共演相手をつぶさない、「作品に溶け込む」と称すのがふさわしい、他の同世代女優にはまねできない自然な演技と存在感が見事と言う他ない。「スピードマスター」は別として北乃は10代女優の中では出演作品の質が比較的安定していることも含め
(必ずしも映画的・作品的完成度を意味しない。当人の魅力を引き出せているかという視点を含む)
、現時点で彼女は10代屈指の女優であり、実力・魅力・実績の3点において「若手女優四天王」を追いかけていける数少ないであることを改めて示したのではないだろうか。まだまだ可能性を秘めた北乃の資質は、一若手女優ファン・映画ファンとして非常にうれしく思う。

但し、北乃が素晴らしかったが故に今作も上記作品らと同様ある一つの大きな問題を克服できなかったのは残念であった。それは出演若手女優とその交際相手・演技相手となる男優との技量・魅力の差とそれによる作品の質低下である。

西島・宮崎両名が極めて高いパフォーマンスを見せた「海でのはなし」を除き(内容は酷いが)、宮崎・瑛太の「好きだ」、堀北・窪塚弟の「恋する日曜日」、永作・松山の「人とセックスを笑うな」程酷くはなかったが、今作も若手女優のレベルの高さと、相対する若手男優の質の低さと言う今の邦画業界を取り巻く女高男低の問題を図らずも浮き立たせてしまった・・・。以前同じメンツで月9で主演共演した時にはさして両者の間に差は出なかったが、映画でしかもモロに俳優の技量が要求される長回し・アドリブ主体の作品ではそうはいかなかった。

以前から何度も言っているけど、若手男優の成長なくして邦画の成長はないと思う。

最後に、今作のタイトル「ハルフウェイ」であるが、この言葉は造語で存在しない。何故こういうタイトルになったのかは、観てのお楽しみ。
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2009/03/01 23:07|映画評トラックバック:0コメント:0

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