バツ丸のエンタメ問答

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シングルレビュー~そして日本のロック・ポップスは新たな領域に突入す・・・ 規格外のモンスターバンドsfp待望のメジャーデビュー!!

futuristic imagination(初回生産限定盤)(DVD付)futuristic imagination(初回生産限定盤)(DVD付)
(2009/05/27)
school food punishment

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<うざい前置き>

school food punishmentの存在を知り一瞬で魅了されてから既に2年。稀有と言って良いその卓越した音楽センスと確固たる個性、魅力に完全に圧倒され続けてきた2年でもあった。「sfpショック」・・・。私の音楽観は彼らをしていったん根底から覆される・・・。

CDを聴くたび、ライブを聴くたび、「何故こんなに素晴らしいバンドがインディーズに居続けるのか」と思い、自分はこのバンドをとことん応援し、追い続けていくことを決意する。しかし、「このまま史上最強のインディーズバンドとして君臨し続けてほしい」という排他的な独占欲もあり、どこかで彼らが有名になり、遠くに行ってしまうのではと、さらには、メジャーに行くことでsfpらしさが大きく損なわれないかとの不安に駆られ続けてもいた。でも、それ以上に、彼らには日本とか世界とか関係なく、とにかく大きな舞台で縦横無尽に暴れ続けてほしいとの気持が自分にあったことは疑いようのない事実。

そして、すべてのsfpファン待望の「メジャーデビュー」の日がついにやってきた。

CDを手にとってカーステのデッキに挿入す・・・。

スピーカーから流れてきた音楽は、まぎれもなく最強最高のsfp印。今までのsfpの曲とは確実に違ってはいれど、常に期待している斜め3歩上を行くsfpらしいとしか言いようのない至高の楽曲。表題曲、カップリング曲共に既に聴いたことがあるにも関わらず、そこでの感想・評価をチャラにするCD音源ならではの極まった完成度・・・。

70年代ロック黄金期に存在し、物心ついた時から数々のアーティストに裏切られつつも私が常に追い求めてきた、ロックの根源的魅力である感情表現と、この時代のロックにあった前衛さに攻撃性、そして可能性とが21世紀の今に現代のテクノロジーを伴い登場した・・・。

大げさなのかもしれないが、これが心からの本心・・・。




・futuristic imagination ★★★★★
作詞:内村友美 作曲:school food punishment 編曲:school food punishment 江口亮

フジテレビ系列アニメ「東のエデン」のエンディング曲として使用されている曲。深夜のアニメであれど、製作者やOPのオアシスタイアップ等々、話題に事欠かない作品でのタイアップという点は、流石ソニーと言ったところか。

曲発表前から既に判明していた、「sfp初のストリングス使用」に関しては極めて上々な出来。冒頭蓮尾が作りしノイジーな音と簡素ではあるが爽快流麗なストリングスが、オビタタキにある「洗練された野蛮」というこのバンドの特徴の一端を見事に示している。

きちんとした才能と設計思想があれば、曲作りにおける選択肢の増加が音楽性に悪しき影響を及ぼすことはない・・・。sfpに関しては全くする必要のない無駄な心配であったということか・・・。

一聴、ごくごく普通の、キャッチーなロックナンバーのように感じてしまうが、詳細に聴き込めば聴き込むほど、他者にはまねできようもない、これこそがまごうことなきsfp印と言うべき曲であることを良く理解できる。ノイジー且つトリッキーなシンセ及びそれと対照的なストリングスの併走、一瞬の静寂に続き続き奏でられるベースラインと軽快且つテクニカルなドラムが実に素晴らしい。リズム隊が比田井・山崎になってからのsfpはインスト面での魅力・迫力を増大させたが、メジャー1stシングルにふさわしい、今まで以上であることが明確な音質面での向上が、この両者の素晴らしい演奏をより魅力的なものにしている。内村必殺の繊細且つ泣きの歌唱との相乗効果は絶品と言う他ない。

驚くべきは凝りに凝った全体の構成か。この曲、サビの繰り返し以外、各パートの歌メロもアレンジも変化が加えられており、同じ所が存在しない。アシンメトリーな構成・・・。このことが、この曲に秀逸なメリハリを加えるとともに、終盤に向けての怒涛の盛り上げを可能としていることは、聴けば容易に理解できよう。適度に抑制の利きつつも最大限に効果を発揮する無駄のない見事な音作りは、編曲メンバーである江口の尽力によるものだろうか。

内村の声に対するエフェクト処理も、洗練されたキーボードの音色との相乗効果を経て、今までのsfpらしからぬ実に形容しがたい雰囲気を与えていると言える。

この先鋭さ・キャッチーさ、躍動感、悲哀、勢い、展開美・構築美・・・、何もかもの素晴らしさはいったい何なのだろうか・・・。

極めつけは内村の作りし歌詞。

必ずしと言っていいほど、毎曲ごとに印象的なフレーズがあるが、この曲においては、特に、

・君の呼吸を知る為に
未来の芽を切っても 構わない

・君にとって 間違いの
定義を教えて 変われる
君を守っていれるなら
未来は忘れても 構わない


が秀逸。1stアルバム収録の「Close,Down,Back To」にも通ずる、人を好きになった時に生ずる、人のどうしようもないむき出しのエゴと、どうしようもない状況であるのに「生」にしがみつく人のどうしようもなさや悲しさを、どうしてどうして、ここまで上手く表現することが出来るのだろうか・・・。凡人との絶望的なまでの才能の差なのだろう。ただただ、完璧。はぁ~(溜息)。


・flat ★★★★★
作詞:内村友美 作曲:school food punishment 編曲:school food punishment 江口亮

2年ほど前からライブで披露されていたナンバー。ライブではどちらかと言うと蓮尾のシンセによるトリッキーな旋律とリズム感とが作りし前衛さが目立っていた曲であったが、CD音源においては、そういった要素を巧みに入れつつも、ライブでの感想をいい意味で裏切る仕上がりになった。まさかここまでキャッチーな仕上がりになるとは・・・・。今までと同様、ライブ音源とは違うCDならではの魅力をつきつめられている。

ややゆったりになったように思うが、はねるようなリズム感と、やや舌足らずな内村のキュートな歌唱が何とも小気味よい。独特のリズム感と強引なメロディー展開はまさに才能のなせる技。1stアルバムの「Set Low,Fine」にも通ずる感性炸裂の、sfpメンバーでなければ確実に駄曲一直線とも言うべきギリギリの雰囲気とそれが創出する不思議な緊張感にただただ脱帽。

表題曲と同様、適度に抑制の効いた必要十分の簡素な編曲も秀逸。メジャーならではの良質な音質も相まって、各々奏者のパフォーマンスの高さとまとまり感が見事に引き出され、さらにはこの曲の特性である躍動感や爽快さをアップさせている。

個人的には4分14秒から始まる内村のキュートな歌唱が最高に良い。表題曲と同様、作中人物の前向きな気持ちを感じ取れる曲であるが、この部分には本当に癒される。


<総評>

既に高評価を得ている未収録曲ではなく、タイアップ番組用に作った曲をデビュー曲に持ってきたことに一抹の不安を覚えたが、表題曲、カップリング共に期待をはるかに上回る出来。

安易にメジャーな方向へと行くことなく、かといって独りよがりさとも無縁であり、メジャー的な洗練具合はあれど、どこを切ってもsfpらしい完成度や面白み溢れる内容に、聴いていて気づいたらニタニタしてしまうことを止めらずにいる。音楽雑誌「MUSICA」2009年2月号の「Riff-Rain」において、編集長の鹿野氏から「Jポップとインディーズロックとの間を行き来出来る」「見晴らしのいい場所で勝手なロックをならせるかもしれない」と凄い評され方をされているが、そのことを地で行っていると言える。

常に期待する3歩斜め上を突き進むsfpにふさわしい、最高の内容だ。今年の上半期に関しては、意外なアーティストやグループがいい曲を出しているが、正直sfpの楽曲を聴いてしまうとすべてがかすんで聴こえてしまう。

一番の驚きは、未だに過去の曲とは全くタイプの違う曲でここまでの魅力を見せつけられることである。考えてみれば、sfpには他のバンドのような「必殺パターン」とも言うべき曲種(バラードが得意とか、アップテンポの爽快な曲が得意とか)が未だに存在しないように思うのだ。しかし、このことは当然「必殺パターン」を持っていないという弱さを示しているのではなく、発表曲すべて、どの曲種をとっても常に最高のものを聴かせているというsfpの比類なき圧倒的な強さの証明となっている。これって凄いことでは。この枠のなさ、音楽センスの幅広さにはただただ、圧倒されるのみ。

既にライブで披露されている、彼らの未発表曲の中でも屈指の完成度・魅力を誇る「butterfly swimmer」の発表が7月に決まった。

個人的には、本格的にJガールズロック・ポップスを聴き始めて以降最高最強のアーティストであると思っているsfpが今後メジャーシーンにおいて何を見せてくれるのか楽しみにで仕方ない。Jガールズボーカルバンドの歴史を変えてくれるのではとすら思っている。唯一の懸念材料は、今まで優秀なアーティストを発掘しては潰してきたソニー所属であること。彼らに限って・・・、と思いたいところだが、ここのところは油断せず厳しく見守っていきたい。

しっかし、それにしても彼らの曲のレビューは難しいな。
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2009/05/27 22:57|シングルレビュートラックバック:1コメント:4

コメント
初めまして
初めまして。某所でこちらのブログの存在を知りまして、書き込みさせて頂きました、SYOと申します。

私も去年の春頃、sfpの存在を知りまして、ずっと彼らの音楽の虜になってしまった一人です。sfpのためにライブハウスにも初めて足を運びました。

ついにメジャーデビューとなりましたが、デビュー曲も素晴らしいものでしたね!カップリングも含めて、ライブとはまた違う魅力に溢れていて凄いとしか言いようがありません。夏に出ると言われている「butterfly swimmer」も待ち遠しいです。

記事がまだ書きかけで申し訳なかったのですが、バツ丸様の熱い文章に惹かれ書き込みさせて頂きました。レビュー楽しみにしています。

これからもちょくちょく見に来たいと思います。
よろしくお願い致します。
SYO #-|2009/06/01(月) 21:54 [ 編集 ]

こんにちは。
こんにちは、私も現在sfpのニューシングルに嵌っております。
"洗礼された野蛮"て本当にしっくりきますね。
何というかsfp独特の芸術性や美意識がたまりません。
バツ丸さん絶賛の「deviswitch」「「butterfly swimmer」などは未聴なので、
今後の活動が楽しみでなりませんね。
拙い文章ながら記事を書いたのでトラバさせていただきました。


あとPerfumeの3rd「⊿」も正式発表されましたね。
Arthur Sonette #-|2009/06/05(金) 22:54 [ 編集 ]

Re: 初めまして
>SYO様へ

> 初めまして。某所でこちらのブログの存在を知りまして、書き込みさせて頂きました、SYOと申します。

はじめまして。書き込みありがとうございます。某所でこちらの存在をお知りになられたとは。

インディーズバンドにはまるとライブハウス通いは必須ですから。

メジャーデビューシングルは見事としか言いようがないですね。ライブとは違うCD音源ならではの魅力をつきつめられているのが、sfpの凄さだと言えましょう。

「butterfly swimmer」は7月22日発売予定です。すでにライブでお聴きになっていると思いますが、今回の曲以上の名曲でしょう。それとワンマンライブにおいても、2曲ほど披露された未発表曲も非常に素晴らしいですよ。

こちらこそよろしくお願いします。
バツ丸 #-|2009/06/05(金) 23:40 [ 編集 ]

Re: こんにちは。
>Arthur Sonetteさんへ

お返事遅れてしまって大変申し訳ありません。もうご周知のことでしょうが、ブログを辞めることになりまして・・・。

それはともかく、sfpのデビューシングルは非常に素晴らしいと思います。機械仕掛けで奏でられる洗練された野蛮。これに尽きます。

既にライブで公開されている2曲も、デビュー曲に負けず劣らずの名曲です。間違いなく今年、台風の眼になってくれることでしょう。
バツ丸 #-|2009/06/26(金) 22:04 [ 編集 ]

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■「futuristic imagination」 / school food punishment
■「futuristic imagination」 / school food punishment futuristic imagination(初回生産限定盤)(DVD付)1. futuristic imagination &nbsp; 2. flat &nbsp; 3. you may crawl -Takkyu Ishino Remix-♪・書いていたらキリがないので割愛△・リミックスは不要・instを収
音楽のある喫茶店 2009/06/05(金) 22:46

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